2016年10月8日土曜日

トーマス・ルフ (THOMAS RUFF) 展 東京国立近代美術館 (THE NATIONAL MUSEUM OF MODERN ART) 



すっかり秋になりましたね!
皆様はいかがお過ごしでしょうか?

僕はこんな季節にアートに触れるのも良いのでは?と思い
北の丸公園にある東京国立近代美術館にて現在開催されている
 『トーマス・ルフ展』 に行ってきました。

東京国立近代美術館に行くのは実は初めてで、
先日勘違いして
六本木の国立新美術館に行ってしまいリベンジしました・・・笑


この美術展の面白いところは
今現在、日本の美術館はまだ撮影禁止のところが多いなか撮影OK。

最近は海外で撮影OKのところが増えてきていて今後日本でも徐々に増えるんでしょうね!

SNSなどで広めてもらい関心を持ってもらう事も大事ですからね・・。



トーマス・ルフ(1958~)ドイツ生まれデュッセルドルフ芸術アカデミー出身のベッヒャー派

パンフレットにもなっている
2mのポートレートの写真がもちろん有名で
5人の友人を撮ったものだそうです。
真正面から証明写真のように撮っているのですが
あの大きさになるとまた違った風に見えてきますね。



建築の写真もまた面白く、
同じ大きさの窓が規則的に並んでいるのを写真に収めたり


アングルを変える事によって面白い写真になったり


ドイツ人っぽい雰囲気が出ていました。


これはモンタージュ写真をもとに実際に存在しない人間像
を写真にした作品




不思議な雰囲気ですよね



こちらはネガの反転が面白い作品



写真からもわかるように若者も意外に多かったです。
ルフは現代人にとりまく世界のあり方についてユニークなヴィジョンを提示していました。

視覚や認識に深く組み込まれた写真というメディアそれ自体もルフの重要なテーマで
自らが撮影したイメージだけでなくインターネット上にあるデジタル画像からコレクションしている古写真まで、あらゆる写真イメージを素材に用い新たな写真表現を探求しています。

この土星の写真はNASAのWEB上にあるフリー素材からダウンロードして作った作品だそうです。

少年時代からの宇宙への関心があった背景が作品になっていました。

他にもネット上の写真を大きく引き伸ばすことによって見えるドットをあえて見せている『jpeg』
NASAからダウンロードした画像を3Dにした『ma.r.s』など面白い作品がみられました。
ルフの作品は90年代から日本の美術館やギャラリーで紹介されてきましたが、
美術館で開催される回顧展は今回が初だそうです。

興味のある方は是非音声ガイダンスを聞きながらご覧になってはいかがかと思います!


http://www.momat.go.jp/am/exhibition/thomasruff/





そして
ルフ展に行くともれなくMOMATのコレクションも見られるというおまけ付きでした。

ドイツの現代写真展

上の写真はジャガイモの段ボールを縦にするとおシャレに見えるというアート
『potetobuds』や

ドイツ最高峰の画家 ゲルハルトリヒターの作品なども見れたり


パブロ・ピカソ




ポール・セザンヌ


 ジョルジュ・ブラック


岸田 劉生


新宿中村屋の創業者の元、
『大正デモクラシー』中村屋に集まった一人
柳 敬助

靉光(あいみつ)


太田 聴雨
古賀 春江
カール・ブロスフェルト



その他にもたくさんの作品がみれました。


 海外の画家や日本人画家
教科書で見たことある作品や


素敵な作品が色々ありました。



インターネットなんかない時代の方が描いた作品を
現代の自分が見て感動するって素晴らしいことだなと思いましたし、
海外の作品がカッコいいと思っていましたが
日本には
日本画家の素晴らしい方がたくさんいらっしゃったんだなと改めて感じました。



勿論
こういった雑誌『ID』に出る写真もカッコいいし


こういった写真も面白いんですけどね笑


長くなってしまいましが、
時間の許す方はぜひルフ展と合わせて
MOMATコレクションも行かれてはいかがかと思います!!


やっぱ芸術の秋ですね~次はダリ展かな(^^)




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